長く健康でいられるために。シニアペットの食欲不振について

Column

長年連れ添ってきたペットが、歳を取ってきたなと感じたことはありませんか?
年老いてくると、食欲がなくなったり、運動する気がおきず一日中家で寝て過ごすなど老化の症状が出てきます。
人間も同様に、歯が弱くなったり耳が遠くなったりと老化現象を感じる症状がでてきますよね。特に食欲が落ちたという方が多くいらっしゃいます。
それはペットも同様で、ペットも高齢期になると食欲不振に陥る可能性が高いと言われています。

大切にしているペットの食欲が急になくなってしまったら…。ご飯を食べないときはどうすればいいの?など、不安を感じる飼い主様も少なくありません。
今回は少しでも長く健康でいられるように、シニアペットの食欲不振について原因と対策をご紹介していきます。

Contents

高齢期に多い身体の変化

肝臓疾患や心臓疾患など、シニア期になるにつれ発症する病気も増えてきます。
身体の変化として、筋力低下により歯が弱ってしまい、口内トラブルも発症します。
また、嗅覚の低下や視力の低下も大きな変化としてあげられます。
これらの症状が現れた場合は高齢期に入ったことになりますので、対策を考える必要があります。

ペット別平均高齢期年齢

高齢期に起きやすい病気

今回は犬を例にあげてご説明していきます。
人間と同じように、犬も高齢になると病気になりやすくなります。高齢の犬によく見られる病気には、下記のようなものがあります。

心臓病

咳をする・呼吸が荒くなってきた・疲れやすいなどの症状が現れましたら、心臓病の可能性が高いです。
症状がなくても、定期検診の時に心音に雑音が聞こえたことをきっかけに発見される場合もあります。
シニア犬は特に心臓弁膜症の発症確率が高いとされています。重症化する前に発見し、少しでも心臓の負担を緩和するケアを行いましょう。

認知症

五感の機能低下による麻痺や、昼夜逆転・徘徊などの症状が見られる場合は認知症の可能性があります。
治療で改善する場合もありますが、改善が見込めない場合は飲食の補助や排泄の補助などケアが必要になります。

腫瘍(がん)

リンパ節が腫れる・体表にしこりができる・体重が減少するなどの症状が出る場合は腫瘍が疑われます。
定期検診で腫瘍が見つかるケースもあります。腫瘍はあらゆる部位に発生し、その種類も様々です。進行する前に早期発見をし治療を行えば、完治できる腫瘍もあります。また、治らない場合でも緩和ケアにより延命を望める場合もありますので、獣医師と話し合い治療方法を決めていきましょう。

高齢期の食欲不振

高齢期になると、身体の機能が低下し食欲不振に繋がります。
飼い主様からすると食欲がないと心配になりますよね。食欲不振から病気に繋がる恐れもありますので、できればきちんとご飯を食べてほしいですよね。
長く元気で過ごしてもらうためにも、食欲不振の原因と対策についてご説明していきます。

味覚の変化/嗅覚の変化

視覚や嗅覚が衰えてしまい、食べ物を認識しづらくなったことで食欲不振に繋がるケースがあります。
嗅覚の衰えから、食事があるところへたどり着くのが難しく、食べたいのに食べられない。といった場合もあります。

消化機能全般の能力低下

衰えが原因で胃の消化機能が低下し、ご飯をうまく消化できなくなります。
そのため満腹状態が続き、なかなか新しいご飯を食べることができなくなります。

口内トラブル

顎の筋力低下で食べづらくなるほか、歯が弱ったりする口内トラブルも原因になります。

足腰の筋力低下

老化により足腰の筋力が低下して、座った姿勢や立った姿勢を維持しにくくなってきます。そのため、ご飯を食べる姿勢を保つことが難しくなった結果、食べることがつらくなり、お腹が空いていても食べる量が減ってしまうというケースがあります。

ご飯を食べない。病気か老化かを見分ける方法は?

ご飯を食べなくなった原因が病気からくるものなのか、老化が原因となってご飯を食べられなくなったのかを見分ける方法があります。
それは「消化器症状」があるかどうかです。消化器症状とは、胃や腸など消化器系に疾患があるときに起こる症状のことです。

老化が原因の食欲不振

老化が原因でご飯が進まない場合、身体には大きな変化はあまり見られません。
普通に過ごしていて、食欲はあるものの食べる量が少なくなったというケースが多いようです。

病気が原因の食欲不振

病気によってご飯を食べなくなってしまった場合、嘔吐や下痢といった消化器症状が現れます。さらに口臭が強くなるといった症状も現れます。
身体に変化が生じるため、異変があった場合は病気の可能性を疑い病院を受診するようにしましょう。
具体的な変化がわからなくても、飼い主様が「なんとなくいつもと違う」と感じたときは一刻を争う可能性もあります。
獣医師は犬が来院したときの状態しか見られないので、日常の些細な変化に気付くことができません。「いつもと違う」は病気の早期発見の鍵。
飼い主様が最も敏感に判断できることで、普段からの観察と気付きが大切です。

食欲不振のペットへの対策

食欲不振のペットにご飯を食べさせたいときは、どのような工夫が必要なのでしょうか?

一回の食事量を減らして回数を増やす

食事量の見直しと回数を増やすことで、食欲が落ちているペットに対して、できるだけ内臓に負担をかけずに適正な量のご飯をあげることができます。

温めて香りを立てる

嗅覚や視覚が衰えてきているので、食欲を刺激するためにもフードを温めて香りを出すと良いでしょう。
電子レンジや湯煎で温めても構いませんが、フライパンなどで炒ると香りや食感が良くなるのでおすすめです。
温めたフードをそのまま与えると火傷する可能性がありますので、必ず人肌程度まで冷ましてから与えるようにしてください。

食べやすいものを手作りしてみる

老化が進むと歯周病になる・歯が抜け落ちる・歯茎が縮むといった口内トラブルが起きやすくなります。
そのため、食べやすい柔らかさのあるご飯を手作りするという方法もあります。
固いものを食べると、飲み込みにくくなったり口が乾いて喉を通りにくくなったりするので、水分量の多い食事がおすすめです。
手作りのご飯となると、栄養バランスが難しいので注意が必要です。ビタミンやミネラル・タンパク質・カルシウムといった栄養素を過剰に接種すると体調を崩すおそれがありますので、いつものフードと合わせて手作りご飯を与えると良いでしょう。

食事台を使う

筋力の低下で食べる姿勢がつらく、その影響で食欲不振に陥っている場合には、楽な姿勢で食べられる食事台を用意し、首をあまり下げなくても食べられるように工夫しましょう。よくむせている場合は、嚥下力が下がっているのかもしれません。柔らかいフードをシリンジ(注射器のようなもの)で口に流し込んであげるのもおすすめです。

ストレス発散

活動範囲が狭くなり、五感の衰えと同様に気持ちのコントロールもしづらくなってきます。
そのストレスからご飯を食べなくなることもあるようなので、そういったときは軽い散歩やマッサージでリラックスさせてみましょう。
気持ちが落ち着き、少し体を動かして空腹感が生まれれば食欲がわくかもしれません。

何も食べられない場合は水分補給と受診

いろいろ試しても老犬がご飯を食べてくれない場合は、水分補給が重要です。
脱水防止のため、水分をスポイトで少しずつあげる、水分を軽く含ませたガーゼで口内を拭いて湿らせるなどの対策をとります。
何も受け付けないときは、緊急性が高い状態の可能性もあります。早めに動物病院へ連れていきましょう。

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