一緒に暮らしていたペットが死んでしまったとき、弔うためにそもそも何をすればいいのか、戸惑う方が多いかと思います。
また地域によっては、ペットの火葬や霊園に関して条例で細かい取り決めがある場合もあります。
例えば、以下はあるご家庭の場合です。
京都市在住のAさんは、2年前に亡くなった祖母が飼っていた犬を引き取り暮らしていました。
しかしその犬は老犬で、最近はほとんど散歩にもいけない状態です。
「もしうちの犬が死んだとき、どうすればいいのかな?」
Aさん達は今飼っている犬が初めてのペットで、全てが手探りでした。
Aさんの疑問に、順番に答えていきましょう。
「とりあえず保健所に連絡するんだったっけ?」
犬が死亡した場合、市町村役場・保健所に鑑札及び狂犬病注射票の届出が義務付けられています。
血統書のある犬の場合は、登録団体にも所定の手続きが必要になります。
また、犬以外の特定動物に指定された動物は手続きが必要です。
(特定動物とは、通常ペットとしては飼われないとされる動物です。)
「犬の死亡届についてはわかったけれど、
遺体はどうすればいいのかな?自治体で何とかしてくれるの?」
お住まいの地域の自治体により異なりますが、基本的には火葬のみで返骨もなく、供養もありません。
日本では法律上亡くなったペットは廃棄物扱いとなるため、地域によってはゴミとして処理される場合もあり、
あくまで「モノ」として扱われます。
「さすがにそれはちょっと…。おばあちゃんが大切にしていた犬だし、
ある程度きちんとしてあげたいな。他には?」
犬が死亡した場合、市町村役場・保健所に鑑札及び狂犬病注射票の届出が義務付けられています。
血統書のある犬の場合は、登録団体にも所定の手続きが必要になります。
また、犬以外の特定動物に指定された動物は手続きが必要です。
(特定動物とは、通常ペットとしては飼われないとされる動物です。)
「とりあえず保健所に連絡するんだったっけ?」
自治体以外だと、民間業者に頼む方法があります。
多くの飼い主様が、ペット専門の葬儀会社・霊園にご依頼されています。
「人間みたいに、供養してくれるってことね。
火葬場があるの?そこに行けばいいの?」
「調べてみたら、うちの近くにはペットの斎場や
霊園は無いみたい。なんで?」
京都市では「京都市ペット霊園の設置等に関する条例」があり、
市内におけるペット霊園の設置や移動火葬を禁止する地域が定められています。
またそれ以外の地域についても、ペット霊園の設置等や移動火葬業を行うに当たっては市長の許可が必要となっています。
「車が無いから、遠いのはちょっと……。
どうすればいいの?」
「訪問火葬ってなに?移動火葬車とは?
自宅まで来てくれる火葬ってどういうこと??」
ペット訪問火葬とは
訪問火葬という言葉を初めて目にする方も多いかもしれません。
訪問火葬とは、ペット用の火葬炉を搭載した専用の車でご自宅まで訪問し、遺体をお預かりして火葬を行う方法です。
移動火葬とも呼ばれています。
斎場や霊園まで足を運ぶことが困難な方や、仕事等であまり時間の取れない方など、
近年ではペットの火葬方法のひとつとして広く利用されている火葬方法となっています。
斎場ではなく、移動式の専用車の中での火葬となります。
火葬の形式のひとつとして、合同火葬といって他のご家庭のペットと合同で火葬する方法もありますが、
訪問火葬では専用車での火葬という特性上、常に個別での火葬となります。
そのため、遺骨も飼い主様の手元へきちんと返ってきます。
夏場などあまり遺体を置いておくことができない場合、訪問火葬でひとまず火葬を行ってから、
遺骨を弔う場所をゆっくりと考えるという方もおられます。
火葬を行う場所について
「訪問火葬(移動火葬)」という言葉のイメージから、「自宅の前で火葬するってこと?」と
お思いになる方も多いかもしれません。しかし実際には、ご自宅前に限らず、
近隣のご迷惑とならない場所へ移動してから火葬を行う場合が多いです。
特に京都市では、条例により火葬ができる場所とできない場所が定められています。
そのため、ご自宅を訪問して遺体をお預かりした後、火葬を行っても大丈夫な場所へと
移動してから火葬を行うことになります。
「自宅にも周辺にも駐車場が無い」「家の前の路地も狭くて自宅前は難しい」とご相談されるお客様もおられますが、
愛愛送社では近隣住民の方のご迷惑のかからない・安全に火葬が可能な場所を事前にお調べした上で
ご訪問いたしますので、ご安心ください。
ペットが亡くなった時のご相談は、愛愛送社へ
「この場合はどうすればいいの?」「こういう場合でも大丈夫?」「うちの子の場合の費用は?」
お客様によって様々な疑問や不安があるかと思います。少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。